RPAを導入する5つのメリット
- ホワイトカラー業務(主に定型業務)の自動化・効率化
⇒RPAはオフィス業務の代行を可能とします。誰もが簡単に業務の効率化・自動化を実現できるのがRPAを導入する大きなメリットです。
- 生産性向上
⇒従来は人間にしかできなかったオフィス業務をRPAに代行させることにより、担当者は他の業務に時間を割くことができるようになるため、生産性の向上が期待できます。
また、新たなビジネスを推進する余裕も生まれます。
- 人的ミスの防止
⇒人間が行う作業には、意図せず、ミスが起こってしまうことがあります。RPAは一度記録した作業を正確に再現してくれるので、人的ミスの防止になります。また、ロボットであるRPAはどれだけ作業しても、人間のように集中力が途切れて精度が下がると言ったこともありません。
担当者にとって大きな負担となっていた量や繰り返しが多い作業に対しては、ミスによる手戻りの時間ロスや損害の回避など、業務品質向上に大きく貢献してくれることでしょう。
- コスト削減
⇒RPAは時間や曜日が関係なくいつでも作業が可能であり、設定次第で決められた日時に作業を実行することもできます。
つまり、日々の作業工数削減・残業削減・休日出勤不要となり、その結果、人件費削減につながるという考え方ができるでしょう。
- 人材不足の解消
⇒少子高齢化によって将来の労働人口減少が懸念されています。RPAで人間でなくてもかまわない定型業務を自動化すれば、人間が行うべき業務が精査されより効率的に業務を遂行することが可能になるでしょう。RPAは作業ができる時間の制限も無く、一度覚えこませれば繰り返し作業を行ってくれるため、ホワイトカラー業務における人材不足の問題解消に大きな期待が寄せられています。
RPAによる業務自動化の事例
事例:営業管理システムへのデータ登録自動化で作業時間を大幅に削減
事例
年度替わりの時期に、継続して受注した案件およそ2,000件を営業管理システムに再登録する必要があった。この登録作業をRPAで自動化することにより作業時間が大幅に削減できた。また登録内容の間違いもなくなった。
RPAによるソリューション
営業管理システムから前年度の案件一覧をExcel形式で出力し、この中から継続される案件を抽出。
各担当営業が内容を確認した後、RPAにより年度更新処理を実施した。
RPA導入後の成果
これまでは登録作業を各担当者が行っていたので、完了までにに1ヶ月以上を要していたものが、大幅に削減された。
昨年の実績をベースにしているため、名称等の統一がとれた。
契約期間や契約金額などの単純ミスがなくなった。
RPA業務検討時のチェックポイント
RPAは決して万能ツールではありませんが、「ルールと手順をしっかり決められた定型処理作業」の自動動化には、非常に有効なツールとなります。
- 業務の棚卸で手作業のフローを整理
⇒手作業の業務をフローチャートなどを用いて棚卸をおこない、誰が見ても分かるくらいに整理する。また、できるだけ業務を標準化することが重要。
- RPAの導入を前提に業務フローを見直す
⇒何が何でもRPAで自動化するとの考えはNG。RPAが得意とする、繰り返しや大量データをルールに基づいて処理することができる案件への導入を検討することが重要。
- 条件による処理の分岐やエラー処理なども予め想定して設計する
⇒RPAはルールに基づき処理をするものだが、予め想定されるエラーなども想定して自動化することで処理が途中で止まってしまうことがない設計を心がけることも重要。
- すぐに効果の出る業務から取り組む
⇒業務の棚卸にて自動化すると効果の高い部分が確認できれば、まずはその業務でRPAを導入し効果を確認する。効果が認められればその後、他の業務、他の部門へと展開していくのがベスト。
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