株式会社フジミック、株式会社フジテレビジョン 技術局、株式会社BLUEISHは共同で、めざましテレビ「きょうのわんこ」の個人向け動画制作に生成AIを活用するPoCを開始しました。Omni Workspaceプラットフォームを使用したAIワークフローにより、動画および音声生成を自動化します。PoC完了後はエクイニクス・ジャパンが提供するスケーラブルなAI接続が可能なPlatfom Equinixの活用を予定しています。

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■ プロジェクトの狙いと概要

本プロジェクトは、フジテレビ「めざましテレビ」の人気コーナー「きょうのわんこ」のような動画を生成AIを活用して自動生成することで、より多くの視聴者の皆様にお馴染みのコンテンツの世界観を自身の愛犬で再現して楽しみ、SNS等を通じて共有してもらうことを目的としています。必要最低限な情報をインプットするだけで、「きょうのわんこ」の動画の生成を行うことが可能です。

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生成AIを利用したワークフローと環境

今回のPoCでは、Omni Workspaceプラットフォームを使用し、個人で楽しむ「きょうのわんこ」の動画制作の一部を自動化するワークフローを構築します。このプラットフォームは、生成AIによる動画および音声生成を一元的に管理できる直感的でユーザーフレンドリーなインターフェースを備えており、操作が簡単で誰でもすぐに使いこなせます。動画の生成は、AIによる最適化プロセスが取り入れられており、テキストの読み上げや音声管理も簡単に行うことができます。

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さらに、エクイニクスの提供するスケーラブルなインフラ(下記 図2参照)を活用し、パブリックおよびプライベートAIのリソースを柔軟に組み合わせることで、効率的な制作が可能です。

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■ 今後の展開

今後は一般リリースに向けて開発を進めていくとともに、コンテンツビジネスとしても有効活用していきたいと考えています。また、将来的にこの技術を応用し、番組制作全体の効率化、省力化などにも貢献していきたいと考えています。

Inter BEE 2024での展示

本プロジェクトは、2024年に開催される「InterBEE 2024」のメディア・ソリューション部門で展示されます。株式会社フジミックを中心に、株式会社フジテレビジョン 技術局、株式会社BLUEISH、エクイニクス・ジャパン株式会社の4社が共同で、AI技術を活用した放送業界のDX推進に向けた取り組みを紹介します。(ブース番号「7304」)

フジミックきょうのわんこリリース.pdf

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